ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

移民

 クライストチャーチの事件の犯人はどうやら単独犯だったらしい。しかも武器はみんなニュー・ジーランド国内調達らしい。それにしてもあんなに個人で購入したというのが怖ろしい。セミオートまで買えるというのがおかしい。
 ところで彼は紛れもなくコーケージャンだけれど、いったいどこから彼の先祖は来たのだろうか。彼が育ったのは豪州のニュー・サウス・ウェールズ州(シドニーがある州)の、もうほとんどクイーンズ・ランド州(ケアンズがある州)に近い北の町だ。クイーンズランド州は豪州の極右政党であるワン・ネーション党の党首、ポーリン・ハンセンの本拠地がある。シドニーメルボルンのような都会でないと、豪州の田舎は実に田舎で、非常にフレキシビリティーにかける。それは米国の田舎と一緒。
 もちろん豪州の白人は後から遅れてその気で英国から流されてきた。その前はどうなっていたのかといったら、今ではもう本当に周辺部に追いやられている、アボリジナルの人たちが住んでいただけだ。キャプテン・クックがやってくるまでは。そして英国がアメリカを失って、流刑地にするまでは。豪州では一方的に白人がアボリジナルな人たちを排除してしまったが、New Zealandは違う。流刑囚となってやってきた連中よりも先に到着していたマオリ族の人たちは勇敢に白人と戦った。白人は相当にやられていた。折り合って今の国になっている。
 白人はオセアニアでは全域にわたって後からやってきた移民だ。これは重要だ。豪州、NZにいる白人はその先祖がやってきたことを常に目の前に示してやらなくてはならないのだ。「良いか、お前たちは暴力的にやってきたんだぞ!」と。
 他民族を暴力的に弾圧したことがある民族は常にそれを忘れてはならないのだ。心に期せよ。

傀儡

 ここのところへきて、twitter上では、安倍晋三内閣はアメリカのいいなり、つまり傀儡政権ではないか、という声が大きくなってきた。ようやく追いついてきた。日本は未だに占領から解放されてはいない。自民党政権はまさに米国政府の植民地政策上作られている傀儡政権であることは明らかになってきた。
 ここまで公文書、あるいは公的統計等が改竄されているということが明らかになってきた以上、この国が明確な独立国家であるという条件を備えていないわけで、これを植民地、あるいは非占領地域であることは明確だ。
 だから、民主党政権はあっという間に潰されたわけだけれど、米国はとことん政府勢力を使ってこの国に圧力をかけていることを認めなくてはならない。まさか、この国にそんなことがあるわけがないと未だに思っている人たちもたくさんいるんだろうけれど、そうした印象の中に安住したくなるのは無理もない。小泉純一郎竹中平蔵以来、国民国家であるという妄想をかなぐり捨てて、よりわかりやすく国民国家思想の弾圧に向き合ってきていることを否定するのは難しい。
 多分選挙の結果も、かねてうわさに上っているように、確実にいじられていることだろう。まして、書くマスコミが実施する世論調査なんてものは別にその根拠を明らかにしているわけではないのだから、いいようにいじられているのは当然のことだろうと想像できる。

区議選

 41人立候補して当選は32人。落選者のうち5名が新人で、4名が現職。最下位当選者(自民)と次点者(自民)の差は4票。
当選者:自由民主党9名、公明党5名、日本共産党4名、国民民主党3名、都民ファースト2名、立憲民主党2名、NHKから国民を守る党1名、無所属6名。
トップ当選者は30代女子、現職、無所属。4,157.021票で2位に1593票の大差を付ける。
自民党現職で生き残ったのは6名。自民新人当選が2名。元職当選が1名。落選5名。
NHKから国民を守る党から初めて当選者。前回無所属で立候補して落選していた。公明党は現職5名が上位当選。共産党はもとの4名に復活。
 ここの区議会には「つなぐプロジェクト」とか「フロンティア」とかという会派が存在していて、わかりにくい。いずれにしろ、保守系王国。か細い自営業者が多くを占めているというのに、正にこの層をないがしろにしている自民を中心とした保守系を未だに支持。
 区議レベルでも世襲議員というのがもちろんいて、親父が死ぬまで町会のちょの字もやらなかった息子が、親父が死ぬや否や「皆様の!」といって出てきて上位当選しちゃうんだから、もういい加減にしろよと思うね。

訃報

 内田裕也死す。79歳。
私は内田裕也を全く信奉していない。みんな死んでしまったら美味しいことをいうだろう。ロッケンロール!とかなんとかいって。
 私は大嫌いだった。ひと昔前の不良に過ぎないから。私が子どもの頃の不良の典型だったから。あぁいう連中に随分怖い目に遭ったことがあるから。
 ビートルズが日本に来て武道館でコンサートをやった時に、ブルーコメッツの「ウェルカム・ビートルズ」とか、望月浩、尾藤イサオ内田裕也ドリフターズなんてのが前座をやったけれど、テレビで見ていて、いたたまれなかった。なんにもない方が良かった。しかし、呼び屋やあの当時のいわゆる芸能界のまわりは本質的にまだまだ興行師の世界で、一言でいってダサイ、未熟なエンターテインメントの極みだった。
 樹木希林がなんでもて囃されるのかもわからなかったけれど、彼女がなんで内田裕也だったのか、未だにわからない。悠木千帆は「ひとかけらの純なものがある」から別れないといったそうだけれど、少なくとも私にはそんなものはわかるわけがなくて(あたりまえだ)、ものすごく古くて格好悪い悪者でいやだった。
私の周りにも内田裕也そっくりな男がいる。奴は歳下の連中にはとても慕われている。少なくとも私は、私を慕う人間がひとりも周りにいない。これで、第三者が見る目が良くわかる。それでもというか、それだからというか、私は内田裕也は嫌いだ。
 あ、そうか、自分の残りを確認した方が良いな、この場合。

追記
樹木希林内田裕也についてはこれが面白い。
こちら
そして、こちら