ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NFL

 開幕日は一斉にあれもこれも試合があって、いっぺんにはどれもこれも見られないよと思っていた。今朝未明のNHK BSはタンパベイとニュー・オーリンズの録画中継があった。なにしろタンパベイには昨シーズンまでNew Englandの花形QB(いろいろ悪い噂はあるにしても)のTom Bradyがいるし、New Orleansは大ベテランQBのDrew Christopher Breesがいる。
 Tampa BayにはNew Englandを前年に離れたTEのRob Gronkowskiもいる。New EnglandでのBradyとのコンビネーションは群を抜いていた。だから、Tampa Bayのファンにはたまらない組み合わせの再現だ。
 ところが、やっぱり新天地ではまだまだBradyとチームメイトとの息が合っているとはいいがたい。それぞれのプレイヤーの良さが全然出てきていない。Gronkowskiはトレーニング不足なのか、全く往年の力強さ、あたるところぶっちぎるというオールマイティーさが見られない。結局Breesに軍配が上がる。両方とも、今シーズンにスーパーボウルで優勝でもしたら、史上最高齢QBとなるとテレビがいっていたくらいなんだけれどなぁ。

 やっぱり観衆が全然いないのは盛り上がらないけれど、クラッシュする音や、各自のかけ声が良く聞こえてくる。

ことば

 かつてのグループ・サウンズのオックスというバンドがありました。キーボードの赤松愛が失神しちゃうってので大受けした際物バンドでした。メインのボーカルの野口ヒデト(のちの真木ひでと)がのちにソロで演歌を唄いました。尤も彼は元はといえば歌謡曲を歌いたかったらしい。その真木ひでとがこの6月頃にやたらラジオに出演していたのでなんだろうと思ったら、彼も古希になって、ボックスを出したということだった。そうか、そんな歳なのかと驚いた。自分の歳は棚に上げておいて。
 彼等のデビュー曲は多分「ガール・フレンド」という曲だと思う。作詞は橋本淳、作曲・編曲は筒美京平という典型的GSソング。甘ったるい声で野口ヒデトが歌った。
 その歌詞の最後の一説に「おんなともだちと 呼ばないで」という部分がある。ガール・フレンドだから「女友達」で良さそうなもんだ。今ではただそういう疑問しかない。しかし、この歌が作られたのがいつかってことだ。発売は1968年5月だ。当時の「女友達」のニュアンスにはやさぐれた意味合いがあったんだよね。なんつうのかなぁ、ちょっと不良っぽくて、異性交友関係にだらしのない、というか、桃色遊戯にふけってしまいそうな、危ない雰囲気をたたえた女子っていうのかなぁ。だから「そんな蓮っ葉な娘(こ)じゃないんだ!」って雰囲気なんだけれど、伝わらないだろうなぁ。こういう変遷に晒された言葉はいくらでもあるだろうけれど、時々この歌を思い出しては、「おんなともだちと 呼ばないで」が気になる、そんな今日この頃でございます。


オックス OX/ガール・フレンド Girl Friend (1968年)視聴No.31

不思議

 友人のお店からのお取り寄せを送ってもらって、請求書を戴いてから、ATMで振り込んだ。その時に指定された銀行口座をATMでインプットしたら、ちゃんとその店の口座名が出た。だから安心していた。ところが例のドコモコウザ詐欺事件を知って、よくよく通帳を見たら、その翌日に「フリコミヘンレイガイトウコウザナシ」表示になっていて、金額が戻っている。じゃ、どうしてATMであの店の名前が表示されたんだろうか。それで店から電話を貰って、もう一度口座番号を確認したら、数字がひとつ少ない。あぁ、これが間違いだったんだと、もう一度振り込みにいった。これで本当に振り込まれているのか、甚だ不安。
「ヘンレイ」がわからなかったんだけれど「返戻」だった。これを「ヘンレイ」と読むことを今になって知った。

本欲

『世界』2020年10月号(Vo.937)

『世界』2020年10月号(Vo.937)

  • 発売日: 2020/09/08
  • メディア: 雑誌

本屋で

 むかつく二人が座談をしている本が出ていて、思わず気持ち悪くなりながら怖いもの見たさで手に取ってみた。

 ま、要するに日本会議系の爺婆の放談会だ。
慎太郎が「われわれのような想像力でもって飯を喰っている人種」と大仰なことをいっていて、どこが想像力だと、ここで思わず鼻白んだのだけれど、それが「この歳になってこんなことになるとは思ってもみなかった事態になった」といってんですよ。ほうら見ろ、やっぱり想像力なんて持ってなかったじゃないかと思わず吹き出した。こんな本を出す奴の気が知れない。やっぱり安倍晋三取り巻き連の代表、幻冬舎だった。

散歩

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 涼しくて外出ができて嬉しうございますなぁ。街に出ますと、月曜日だというのに、電車の中も、本屋の中にも結構な人がおられて、楽しうございます。それでも、マスクもせずに堂々と来る人は、ひょっとすると暑くて家に籠もっていたので、世情に疎いのかも知れないと避けるばかりでございます。

 NFLが開幕を致しまして、各地で試合が始まりました。先行して昨年のスーパーボウルで優勝したカンサス・シティ・チーフスがカンサス・シティのアローヘッド・スタジアムでヒューストン・テクサンズとの試合がありましたが、キックオフ前に、両チームの選手がフィールド上に横一線になって手を組んで人種差別に抗議して黙祷しました。ところが会場にいた、ファンの一部がこの行為に対してブーイングをしたと、騒ぎになっています。
 今日のゲームでも、いくつものチームのプレイヤーが、試合前の国歌の演奏時に跪いて抗議をしました。かつてのColin Rand Kaepernickの抗議そのものでございます。私は彼等の側に立ちたいと考えています。どうせなら差別する側ではなくて、差別される側に立ちたいと考えます。そして、その意図はいつでも表明して何ら不都合はないと思いますし、彼等のような、人種的差別を乗り越えた存在にある人にこそ、がんばって貰いたいと思うのです。

 Seattle Sehawksは首尾良く初戦に勝ちましたが、San Francisco 49ersはなんとArizona Cardinalsに負けてしまいました。これでは今シーズンが思いやられます。明日は残りの二試合が行われます。

 我慢に我慢を重ねて参りましたが、久しぶりに本屋に出かけ、我慢が仕切れませんでした。深く反省を致しておりますが、これはもう病気ですね。