ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

本牧米軍住宅

 地上波のテレビをだらだらとチャンネルをいじっていたら、突然、横浜本牧にあった米軍の住宅占領地の話をやっていた。こちらのサイトに詳しいが、番組中にもこのサイトに掲載されている写真が使われていた。多分この番組はTVKの番組だったのではないだろうか。
 番組中にも出てくるが、本牧のキャンプの周りがぐるっと市電が走っている道路があって、市電の中からキャンプの仲がよく見えた。綺麗に刈り込まれた芝生の中に、二階建てだと記憶している白ペンキで塗られた二軒長屋がずらずらっと並んでいて、それはそれは格好の良い地域だった。私たちは決して入れなかったから余計に格好良く見えていたのかも知れない。PXがあって、中に入ったことがある日本人の話だと想像のつかないような食料品が売られていたらしい。その並びには野球場があって、映画で見るようなアメリカの郊外の小さな野球場の様な観覧席がついていた。市電をそのまま乗っていくと、間門(まかど)にあった大きなボイラー工場が見えていた。要するに大きな湯沸かしで、あれで温水を住宅に配っていると聞いていたんだけれど、どうもその番組では各家庭のキッチンにガス湯沸かし器がついていたというので、あのボイラー工場は一体何の為のボイラーだったのだろうか、という疑問が湧いてきた。
 何よりも驚いたのが、そんな米軍の住宅に設置する為に、洗濯機、冷蔵庫、ガス給湯器といったものを日本のメーカーに作らせていたんだということ。だからこそ日本の電機メーカーはそうした白物家電をこなせるようになったんだという説明だ。なんだ、日本が得意としていたものも元はといえば米国文化のおかげなのか。
 (地図は「こちら」から拝借しました。)

 今日は温度が低いと巷の噂で、それにおびえて一歩も家から出ていない。それでいながら自分の部屋が北東に面しているので、部屋にいるのには寒い。茶の間が南に面しているのであそこにいればほかほかと暖かいのだけれど、それだとテレビを見続けることになってしまう。そんなことを全く気にしていない先住猫は頭をタンスと棚の間に突っ込んで、頭寒足熱でひなたぼっこをしている。頭良いなぁ。

2017年12月06日のツイート