ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

53.9

 NHKラジオ深夜便加賀美幸子さんの落ち着いた声だったので、何となくラジオを流していたら、午前2時のニュースが「・・コルツィナダンペッツォのオリンピックで・・」と語り、え!猪谷選手もついに・・と思ったら74歳でIOC副会長に初当選という話である。すごい世界である。この歳で初当選だというんだから。すっかりずっこけてしまった。猪谷千春といえば何たって日本人で冬のオリンピックでの初メダルである。その後すっかり日本人のアルペン・メダリストはいないんだから。どうしてあの人は銀メダルを取れたんだろうか。どうして日本の選手はその後アルペンでメダルを取れないのだろうか。あんなにスキー人口がいたというのに。いやいや、遊びのスキー人口なんていくら増えたって選手レベルにはなんの貢献もないわけである。そうでなかったら、とっくの昔に日本人テニス・プレイヤーがウィンブルドンで最後のセンターコートの試合に出場していたはず。むしろあれだけみんながスキーに熱中したおかげで、”日本人には無理だってば”と納得してくれちゃうようになってしまったのだろうか。という意味ではテニスも一緒?
 ところで、猪谷選手である。彼はアメリカン・ファミリーという米国系の保険会社(今ではAIGですかね?)の役員になっていて、みんな、ほぉ〜と思ったものであった。そりゃ、あの人だったらそうなるだろうと納得したといっても良い。しかし、同じ時に金メダルの三冠王に輝いたオーストラリアのトニー・ザイラーのイメージがあまりにも格好良すぎたね。「黒い稲妻」という映画に出てきたトニー・ザイラーはしまいには歌まで唄ってすっかり日本人は舞あがっちまった。今でもあの歌は(もちろん歌詞は全然知らないけれど)鼻歌で唄ってしまえるくらいである。白黒の(今だったらモノクロとかいうのかな?)映画だった。スキーパンツがぱたぱたはためくのが何とも言えず、今考えると笑えちゃうけれど。
 昨日久しぶりに雨の中車を運転したせいか、家に帰ってから何となく頭が痛く、早めに蒲団に横になると寝てしまい、真夜中に腹が減って眼が覚めた。台風のような風が吹いて雨が降っていたが、午前1時過ぎには静かになる。