ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

国立演芸場 花形演芸会

 お友達に誘って頂いて、国立へ。実は花形演芸会を覗いたのは今回が初めて。しかも今回のメンバーは全員が生で見るのは初めてである(そういやぁあんまり寄席に行ってないモンなぁ、最近は)。

  • 驚いたのがU字工事が出ていたこと。あの栃木訛りの漫才。なんたってNHKオンエアバトルのチャンピオン大会・セミファイナルへの進出が今回初めてというコンビ。彼らもさすがにこれだけ長い時間を任されたのはしょっちゅうあるってモンじゃないだろうという位のもの。益子が自分の顔を殴らないのを初めて見た。誰かに言われたのかも知れないなぁと心配する。
  • 林家彦いちの「反対俥」はすごいよぉ。飛び上がる、飛び上がる!麻原まっさお!中目黒寄席では高座を壊したと自分でいう。
  • そしてモロ師岡である。爺さんが一人で杖をついて出てきて病院の待合室でろくでもない張り合いをするというコンと。良くいそうだから怖い。
  • その後が結成10年だぁ〜!といって出てきたポカスカジャンである。こういうお笑いバンドって昔は「ビジーフォー」みたいにライブハウスだったんだよね。
  • この後に出てくる曲芸の鏡味正二郎も、そりゃ辛いだろうなぁ。それでも彼がいろいろやる度に隣のおじいさんが「え!」とか「そんな!」とかいってくれるんで盛り上がる。ちょっと心配したけど。
  • トリは宿屋の仇討をやった柳家三太楼である。なったばかりの真打ちでも、まぁ、そりゃぁ堂々たるものなり。志ん朝さんの弟子の志ん輔と同じたとえになるけれども、彼も師匠の権太楼の雰囲気が端々にうかがえる。特にちょいとはずすような時の一言が権太楼そのものである。
  • あ、いけねぇ、前座さんのあと、最初の演者は講談の神田京子さん。メリハリあり。

もののついでといっちゃあなんだが、中席の前売りを一枚購入。馬生さんがとり。彼は来月、お友達のところの落語会で聴かせて貰うので、そのイントロということもあり。しかし、実は大喜利がある。これが文七元結の芝居だというわけである。切符売りのお姉さんが「中席は混みますので、お早めにお越しください」という位のものである。昼は自由席である。一体何時にいきゃあ良いんだろうか。