ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

朝まで生テレビ

 勿論昨日の夜中にこのテレビを見るような余裕がある訳はない。何たって呑んだくれていたのであるから。昼間にケーブルテレビの「朝日テレビニュース」チャンネルでの再放送を見た。
 立教大・社会学部の服部先生が出ておられて「テレビに明日はあるか」だった。 川村晃司氏がテレビ朝日報道局の社員なんだと云うことを初めて知った。私は彼はフリーのジャーナリストなんだろうと思っていたのだ。連紡のポーズの取り方が鼻につく。自民党の世耕が元NTTの広報課長だったということを知って初めて彼のあの鼻につく建前論が分かった。企業広報の否定的存在部分を代表する一人かも知れない。企業広報の雄と云われたあの元丸紅の方の足元にも及ばない。
 民放テレビがこれまでのように、くだらないその場のなぁなぁ主義的な、こんなんで良いだろう番組を作り続ける限りは民放テレビのマスメディアとしての本格的ジャーナリズムは創り出し得ないのではないかと思う。
 NHKの視聴料を廃止して税金によって成り立たせるという提案には反対である。そうなったらますます政権与党の良いように扱われることに彼らが違和感を持たなくなるだろう。現在のシステムであれば、視聴者の費用によって成り立っているという点で、彼らの勝手にはできないはずなのだ。(「はず」だと云わざるをえないところが寂しいけれど。)つまり、あの番組で安倍なり中川が自分から呼びつけたのではないかも知れないが、NHKに対してコメントをした、ということは視聴料を払っている私たちに彼らがコメントをしたと同じ意味を持っているのである。それをNHKと彼らとの間でなぁなぁで済ませると云うことは、安倍も中川もそうした傍若無人な態度を私たち視聴者一人一人に取っている、ということであることをきちんと記憶しておきたい。