ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Podcast

 何度も書くけれど、最近、朝晩に電車に乗っている時はpodcastでいくつかの番組を聴いている。

  1. TBS 小西克也・松本ともこの「ストリーム」:やっぱりこの番組は「コラムの花道」だろう。賛否両論あるコラムニストばかりだけれども、他の番組で聴いても面白くない人が、この番組で聴くと面白かったりするのが不思議である。吉田豪なんて他で聴くと聞いていられない。大体、一週間分をまとめて聴いたりしている。今週も随分いわれていたけれど、なにしろpodcastで流れている番組は時間と場所を選ばずに聴いている人がいる、というのが凄いことだと再認識する。こんな番組を地球の裏にいても聴くことができるのだから、油断ができない。
  2. 文化放送 大竹まこと少年ラジオ:「明日にかける話」と「居場所のない場所」が面白い。先日の児玉清の話はとても真面目そうで、自信満々に見える彼の全く違う面を見せてくれた。そして「くにまるワイド」でこっちは一週間に亘って細切れでゲストの話を聞くのだけれども、podcastではそれを一遍に聞かせてくれる。先日の樋口久子LPGA会長の話も、生まれて初めてのゴルフのラウンドが高校生の時で、直ぐに6人しか出場しないジュニアの試合に借り物のクラブで出たけれど、ハーフ53くらいでビリだったという話で、笑った。その前の週は徳光和夫で、ズームインに遅れそうになり、下はパジャマ、上だけポロシャツで、とにかく始まりだけ映り、CMの間に下も着替えた、なんてことを云う。思わず電車の中で一人でニヤリとしたりして。

 例えば、日本の外交問題についてのコメントを誰かがラジオでしたとすると、これまでだったら、国内の放送で何を言おうと外地にいる日本人には大した影響はないけれど、こうなるとストレートに今日本の放送でどんな意見が大手を振っているのかが即分かるわけで、それに対する反応がすぐさま世界中から押し寄せる。そんな小さなコップの中だけで通用するようなコメントをするんじゃないという反論もやってきそうだし、「外にいると愛国心が出るものです」という意見もあるだろう。そういえばNHKは国際放送を使ってそんなことをしていたっけなぁ。
 海外の放送はとっくにネット上で聴くことができている。私は世界中の状況が分かっている訳ではないけれども、例えば米国の地方の局だと、「登録しないと聴けない」という体制がかなりの割合を占める。昔だったらなんの疑問もなしに登録したかも知れないが、今となってはそうはいけないと、多分これは羮に懲りて膾を吹いているのかも知れないけれど、踏み切らない。
 豪州だと今度は地方のFM局だとそんなサービスにまだ目覚めていないものがある。それでも大手ネットはほぼライブでも、podcastでも取れる。田舎のニュースを聞きたいなぁと思うが、それがなかなかできないのが歯がゆい。
 しかし、日本ではこれまでほとんどそんなことができていなかった。しかし、ここのところに来て、一気にpodcastが普及しそうな雰囲気があり、これがとても楽しみ。もっとどんどんpodcast化されるとするとどうしたものだろう。聴く暇がないよ。国会の審議もpodcast化して欲しいなぁ。
 こうなると本当にどこかの超ローカルな放送局だって、突然グローバル・ステーションだし、自分で勝手に発信できるんだから、こりゃ地球上全部がリスナーだ。