ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ちょっと歩く

 ある文献の写しを造るために電車で二駅先の駅まで歩く。昔だったら確実に電車に乗ったけれど、今日は全く急いでいない。良い天気だったので、気持ちよかった。丁度昼飯時になったけれども、どうも一人で食べるとなると何を食べようか決め手がない。ぐずぐずあっちに行ったりこっちに行ったりしている間に、とうとう3時になってしまい、結果として蕎麦のせいろを食べて終わった。これだったらうちにいるのと変わらない。野菜がごろごろとたっぷり入ったカレーなんぞを食べたかったなぁ。母校の図書館に本を返しに行ったら、入る所でアラームは鳴るは、今は卒業生に貸さないと云うし、どうしても借りたければ30分ばかり掛かる他のキャンパスにある図書館に行って、そこからリクエストを出して配本されたものを借りろと真面目な顔をして云うのには驚いた。このキャンパスには他にも図書館があるんだから、どうしてもダメならそっちで代行させればいいと思うんだけれど、この役所はどんな発想を持っているのか理解不能。「大学のカードを作って頂けると借り出すことができます」なんて甘い言葉で要りもしないクレジット・カードを作らせた時は下にも置かぬ、という扱いだったけれど、つくっちまえばそれまでよぉ〜、だ。
 大型書店にまわる。ここはなんでもあるのが楽しみなんだけれど、駅からちょっとあるのが難点だ。しかし、今日は収穫ほとんどない。疲れちゃったので、バスで帰ることにする。一本で帰れるからである。本に目を落としているうちに眠くなり、途中で本を閉じて寝た。気がつくと見慣れない風景の中を走る。実は始点が同じで終点も同じなんだけれど、経路の違うバスがある。そっちに乗った。見当をつけて一番近そうなところで降りる。おっ、と気がついた。ここならうちに行く道すがら友人の家がある。あそこで一服できそうである。通りかかると、お、いるじゃないか。裏の家が解体されている。なんと10階建てのビルが建つんだという。「あのぉ〜、旅のものでございますが、もしよろしければ、一服させて頂けないものでしょうか」といえば良かったか。