ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

日興コーディアル

 この会社といえばコマーシャルに出ていたのはイチローだったよね。およそなんだかイメージとしては似つかわしくないなぁと思っていたんだけれど、どういう判断だったのかなぁ。むしろスポーツ選手にとってはイメージが固定しなくて良いのかもしれない、コマーシャルは。結局シティー・グループがTOBをかけるということに決着したようで、今日東京証券取引所上場廃止にはしないという結論を出し、整理ポストから出した。やったことがそれほど悪質ではないからだというのだけれども、粉飾決算をしたということは上場されている企業としては最悪の事件である。上場されているということは「皆さん、うちの会社に投資して下さい」とおおっぴらにいっているということだ。今現在、こんな状況にあって、これから先こんなことをやっていくので、皆さんの投資をお待ちしています、というのが上場されているということの意味だ。それなのに、「こんな状況」といっていることの中身がそれよりも実際には悪かったわけで、こんな会社のいうことをこれから先信用できるのか、という点は非常に問題である。
 不二家が自分の会社内の点検、山崎との提携だけで「もう大丈夫っ!」といったって誰も信用できないのと一緒だ。しかも、何を隠そうこの会社はお客から金を預かって、そうした投資を代行するということを主なる業務としている企業なのだ。「いや、心配なんだったらあんたはこの企業を起用しなければいいじゃないか」ですむという話ではない。上場されているということはそれだけ広く一般大衆(に限ったわけじゃなくても良いのだけれど)に対して少なくともある程度信頼に足る企業です、といっているということにもなる。だからこそ、「東証一部上場」なんてどこかに書いてある。東京証券取引所というところも自ら全く権威を放り捨てるようなことをするものだ。