「海上自衛隊の補給艦「とわだ」について、平成15(2003)年7月から11月までの５カ月分の航海日誌を、文書の保存期間内にもかかわらず廃棄」「“誤って保存すべき資料も廃棄した”と説明。分量は一航海分の日誌すべて」「航海日誌は艦内で１年間、さらに所属する地方総監部で３年間保管することになっている」（産経2007.10.16 13:16）こんなお粗末な話が軍隊の中で起こるとはまったく考えられない。“間違っちゃったものはしょうがないんじゃないの？！”といって裏で目配せしてほくそ笑んでいるとしか考えられない。船の世界で航海ログはなによりもかによりも優先するべき事項であって、何をおいても確保されなくてはならないことだ。そんなことはどんな船の航海士でも知っている。この話を聞いた時に少しでも船に関連したことのある人だったら、故意の廃棄以外考えられないと思っているはずだ。戦争が終わった時に何でも焼いちゃった、あの感性とまったく同じだ。
