ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHK-BS-2「初笑いオールスター 昭和なつかし亭」

 なんと午後3時半から夜の10時までの生放送である。気がついたのは一体何時だっただろう。いっ平がいかにもおやじの真似をしてこんな具合にやってみましたという感じの高座をつとめているところからだった。なんだかいやらしい具合だなぁこいつはと思ったけれど、彼はその昔、志ん輔がやっていたような教育テレビの番組を担当していたからご祝儀かもなぁと思って他を見た。気になって戻すとなんと三平のビデオだ。そこでようやく気がついた。後はずっと見ていたのだけれど、漫才のWけんじを見ていて思ったのは前川清のボケはまさに東けんじそのものだし、いかりや長介のツッコミは宮城けんじそのものだと云うことだった。早野凡平はもともと大の照れ屋なんじゃないかと云うこと。あの藝はまさに今大受けこそしないかもしれないが、松元ヒロやオオタスセリなんかと同じステージに立って貰いたかった。志らくが出てきて「松竹梅」をやった。良くない。志らくは題材が面白くてとても買っているんだけれど、この噺は全然良くない。三人のつっかえが面白くない。可哀想なことに先代の小さんの「強情灸」なんかのあたりでやらされちゃうんじゃねぇ。ちょっとチャンネルと動かしている間に彼と山本晋也(彼も立川流だ)とどうも談志の話をしていたらしい。で、50回に一回くらいは鳥肌が立つような噺をやるんだ、それがたまらないんだという話になっていたようだ。するとそこでいっ平のあほが「それじゃ偶然みたいなものですかねぇ」と云った。どこまでアホなんだ。すると志らくが「何回やったってひとつも良くないお前よりは良い」と云ったのである。
 最後は先代馬生の「目黒のさんま」だった。あぁ、全部ビデオに撮りたかったねぇ・・・。
 この企画は昨年の正月にもあったのだそうだ。見たかなぁ・・・。