ほぼ足りてまだ欲 その先

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長銀 無罪

日本長期信用銀行(現新生銀行)の粉飾決算事件で、旧証券取引法違反有価証券報告書の虚偽記載)と旧商法違反(違法配当)の罪に問われた元頭取・大野木克信被告(72)ら旧経営陣3人の上告審判決は結局「当時の会計基準は明確ではなく、長銀の決算処理が違法だったとはいえない(2008年7月18日15時13分 読売新聞)」ということで逆転無罪。国有化されたあの銀行を破綻に陥れ、国税をあっさりと無駄にしたとはいえ、粉飾していたとはいえないという最高裁のお達し。
 つまり元副頭取・須田正巳、鈴木克治を含めた三人は刑事責任はない、ということだけれども、能なし経営者であったことは間違いがない。私たちの税金まで突っ込んだにもかかわらずつぶしてしまったのだから偉くも何ともないことは間違いがない。
 それにしても「長銀が粉飾したとされる有価証券報告書を旧大蔵省に提出し、株主に約71億円の配当が行われたのは、破綻のわずか4カ月前(産経ニュース2008.7.18 21:58)」と聞いただけでも誰もなにも国民に対して責任をとらないのは許せない。霞ヶ関は誰が責任をとるんだ。