ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

そりゃ確かにできますが・・・

 先日、ある駅で切符を買おうとした。私はスイカパスモも持っていない。なぜなら前払いなのにもかかわらず、特典がないのは納得ができないからである。回数券だったら1/11分安くなるし、バスの共通カードは割増料金分がついていた。それなのに、前払いさせておいて何の特典もないのは許し難いことだからである。
 で、その駅に三つある自動券売機のうちのひとつがなぜか「準備中」の表示で二つしか使えない。しかし、その二つに若い女性がついていて回数券をがばがばと買っている。多分保育園か、小学校の先生で子ども達を連れてきて、帰りの分の回数券を手分けして買っているのである。しかし、彼らの作業はなかなか終わりにならない。周りには私を含めて何人もがどうしたものかと並んでいる。とうとう意を決して「長くかかるのであれば一回ごとに後ろの人に変わってくれ」といった。「あ、済みません、済みません」と仰るのだけれど、多分事前の打ち合わせの時に関係者でどうやって切符を買うかについて打合せをしたのだろう。そしてその時にそれだけ券売機を占領するとどういうことが起きるかを想定することを忘れたに相違ない。
 また別の日に、成田空港のある階のロビーにたったひとつあるみずほ銀行のATMで数万円の金を引き出そうとひとりしか並んでいなかったから気軽に並んだ。するとそのATMにとりついている若い女性はどうやら引き出しではなくて振り込みをしてる様子である。ところが一件落着しても彼女は次の振り込みに取りかかる。えっ!?どういうこと?と思うが彼女はずっとATMに向き合っていて後ろの事情を知らない。どうやら彼女の振り込みはもう既に少なくても3回目に入っている。その時には私の後ろにふたり並び、全部で4人が並んだ。私の前の女性がしびれを切らして列から抜け、私は列の先頭になった。私はしびれを切らすわけに行かない。現金の持ち合わせがないからだ。ここでもまた意を決して「すみません!あとどれくらいかかるの?」と声をかけると彼女は「なんだ!」という雰囲気をにじませながら「そうですねぇ、あと三分くらいでしょうか」という。しかし、今までの雰囲気を見ているとまだあと一件ではないらしいのだから、三分で終わるとは思えない。「一度入れさせてよ!」と踏みきり実行する。どこかに出かける前にそれまでたまっていた振り込み作業をいっぺんに終わらせようとしているのだろうか。
 彼女たちには確かに先に来ていたのだからそれくらいの時間を占領したっていっこうにかまわないのが普通で、私が短気なんだろうか。多分米国あたりだったらそのまま彼女が終わるまで待ったのだろうか。やるなとはいわないから、その代わり周りに気を遣え、というべきだろうか。