ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

バカだから

 グリーンスパン氏は、金融機関に対する規制を先送りし、野放図な融資を放置したことが住宅ローンバブルを加速させたと指摘されていることに関し「私は間違いを犯した」と述べた。今起きている危機が金融市場の「欠陥」を明らかにしたと説明し、金融危機の原因は巨額の利益を求めた金融機関の過剰な投資活動とした。同氏は現在の国際経済の状況について「百年に一度の信用危機の津波がきている。想像以上だ」と説明。今後、大量の一時解雇や失業率の上昇が避けられないとの見方を示した。(東京新聞2008年10月24日 夕刊)

 金融資本家はバカだから制限しておかないと、キン肉マンのおでこに肉と書いてあるのと同じように、おでこに「金」と「欲」と書いて走り回ってしまう、ということなんだろうか。まともなことをして暮らすということが正しいことなんだ、ということが分かるようになるまでにそのままにしておくとこうなるということか。
 ようやくアメリカが分かったときにはもう完全に手遅れということなんだけれど、それに載っけられて突っ走っていた「ぶっ壊す内閣」の面々はどういっているんだろうか。

竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ】信認危機に対処せよ
 重要な点は、まず信頼できるバランスシートを作成すること。具体的に不良資産の査定を厳格に行い、資本不足額がどれくらいかを市場が信頼できるような形で明確にすることだ。日本の場合、このプロセスがないままに資本注入だけを行ったため、バランスシートへの不信は消えなかったのである。これが解決されたのは、14年、小泉内閣で「金融再生プログラム」が作られてからである。(産経ニュース2008.10.20 03:02)

 なるほど。自信満々である。

ノーベル賞受賞者小泉政権の政策批判
 2008年のノーベル経済学賞受賞が決まったポール・クルーグマン氏は、大恐慌を引き起こしたとされるフーバー元米大統領を引き合いに小泉政権を批判するなど、日本や世界経済についても積極的に発言していた。主な発言は次の通り。
「改革の具体策や意思が伝わってこなかった。もっと日本経済は深刻だ」(2003年1月、ダボス会議の討論で、当時の竹中平蔵金融・経財相を批判)
 「新政権は強い熱意はあるが、現状を明確に把握することが足りず心配だ」(2001年7月、東京都内の講演で小泉政権について)
 「(公共投資の引き下げなどは)フーバー政権下でメロン財務長官が唱えた破滅的な政策提言を思い起こす」(2001年4月、米紙のコラムで小泉政権を批判)
 「一部の投資は戻っているが、経済は依然かなり深刻な状況にある」(1999年12月、バンコクの講演で日本経済について)
 「アジア経済は危機が早く終わり過ぎたため、改革が進んでいない」(1999年8月、シンガポールでの講演で経済危機後のアジアについて)(共同)(2008年10月13日23時46分)