ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

田母神

 昨日の「TVタックル 2時間30分スペシャル」に例の田母神が出演。「そんなこといわれるんなら小島よしおをそのままやればよかった」なんて笑い話にしてはいけないんだなぁ、やっぱり。彼は自分の主張を論理を組み立てていうのではなくて、居直っていっているんだというのがよくわかった。何もかも全てを肯定しないとその立場を保つことはできないというのはやっぱり間違いだ。間違っていたところは間違っていたと認識することによって歴史が意味を持つ。彼がやっていたことはわが国の歴史を無視するということだったわけで、そうしないと自らの存在意義がないとするのはただの怠慢だ。
 勝谷が森永に向かって「そんならあんたが自衛隊を潰せば良いんだよ」と言い放つ。そりゃ話が逆で「そう思うんだったらあんたが日本国憲法をぶっつぶせば良いんだよ、やってみろよ」となぜ森永卓朗はいわなかったのか。
 何もかも無視して言い放つのはそれがなんであったとしても格好良く見える。毅然としているように見える。それが間違っていたとしても。上から見下ろしているように思える。こつこつ積み上げるのはかっこうわるいとはいわないけれど、格好良くは見えない。
 田母神は自らあの文章を「論文なんてものじゃなくて、エッセー」だといっていた。さすがにその辺はわかるんだろう。みんなに「論文」といわれるのは辛いだろうなぁ。