ほぼ足りてまだ欲 その先

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世襲議員

  • 質問:自民党で例えば菅さんなんかがおっしゃっている世襲候補の立候補制限についてはどうお考えですか?
  • 麻生太郎世襲候補の立候補、これは難しいですねえ。昔からよくある話じゃありますけれども、基本的には立候補っていうのは、いわゆる被選挙権のある方、得た方はどなたもということになってますから、誰だからできないということを制限するのはなかなか難しいんで、これはいろんな、これは各党の中でもご意見が分かれるとこだと思いますし、あの、これは一概にあの、いいとも悪いともこれなかなか今これ議論をして、いろいろ議論をしないといかんとこじゃないですかね。

(ぶら下がり会見2009年4月15日午後6時25分毎日新聞

 本当に難しい問題で、例えば一定の期間議員として活動した人の三親等以内は向こう10年被選挙権を失う、という規定をしたって、その看板は四親等に受け継いじゃえ、ということになればもう簡単に元の木阿弥だ。簡単に継続できちゃう。
 これは有権者の政治的信念にゆだねられちゃっているから。こいつにつながっているとおいしいからと思っている人はその権益を継承していく輩に群がるに決まっている。しかし、これとて投票率が向上していったらなかなかそう簡単な事じゃないだろう。
 私は投票率を向上させることが多くの政治的不正を防ぐひとつの重要なファクターではないかと微かに期待はしている。それ程有権者は単純じゃないだろうと。そのためにはなにかといえば棄権に対する懲罰制度を伴う強制投票ではないかと。黙っていたら機能させることができない国民性であるのであれば、これはもう仕方がないのではないかと思うのだ。
 河野太郎なんかを見ていると、彼は二世どころか三世議員だ。しかし、彼がいっていることは大変まともで、民主党の某都議会議員なんかに比べたら遙かにリベラル。こういう人を排除するのはどうかと思うし、今度立候補するといっている小泉の息子のようなのは四世議員としてもご遠慮いただきたいし。