ほぼ足りてまだ欲 その先

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中国重慶大坪中学サッカー

 トルコで開催された世界学校別女子サッカー大会で圧倒的強さを発揮して優勝した中国・重慶・大坪中学チームの殆どがこの学校の在籍者ではなくて中国全土から集められたジュニア・ユースの選抜者だったという事件があったんだそうで、テレビで報じられていた。
 これを見ていて思いだしたのはかつての国体ではなぜか知らないけれど(実際は知っているけれど)地元開催県が必ず総合優勝したという馬鹿馬鹿しいほどのカラクリだ。
 当時地元に工場を持っている企業なんかでは各地のスポーツチームから優秀選手を転勤させてしまうのである。会社の人事異動の発表を見ていて、なんでこいつらがなんの関連もないあそこの工場に転勤になるんだろうと思ったら次の年の国体開催県だったという始末。
 それが世界大会と日本の国体の差があるくらいのものでその発想はどっちも同じだ。今だって社会人、大学だけでなくて高校にまでスポーツチームに外国人留学生がいるけれど、これもそのうち中学校レベルにまで下がるのか。それとももう既に下がっているのか。留学してくる学生がいるのを受け入れて何が悪い、という話になるんだけれど、それだったらもっと広く世界中から留学希望者が来てもおかしくないだろう。法的に問題になるかならないかという問題はないかも知れないけれど、フェアネスという点でいったらなんだか潔くねぇよなぁ。
 北京オリンピックの時にも書いたけれど、卓球の世界だと中国人の選手がどんどん世界各地に散らばって帰化してしまってオリンピックになると中国人の人たちの大会に化してしまう。法的には全く問題がない。ないけれど、なんとなく釈然としない。
 どうせわかりゃしないよ、とジュニア・ユースを召集したけれど、実は変じゃないかと書き始めたのが中国記者だというのがちょっと救いか。