日本学生バスケットボール連盟（JCBBF）と関東大学学生バスケットボール連盟（KCBBF）は同じところに事務所がある。それぞれのサイトには今回の横領事件に繋がるような資料はどんどん消されている。関東学連に至っては組織・役員についてのリンクがあったのに、今は「作成中」表示になっている。
そもそも全ての国内のバスケットボールの総元締めである日本バスケットボール協会自体がワールド杯の不明朗会計の問題がでて、挙げ句に会長人事で大もめに揉め、そんなことばっかりにかまけていたものだからBJのプロ発足にいたる融合ができず、ようやくこれからJBLとの融合が図れようかとしているところだ。
日本のバスケットボール競技界の中になにか根本的に問題となるものがあるということなんだろうか。今朝方テレビ朝日のワイドショーでニューズウィーク日本版編集長の竹田圭吾がいっていたように、バスケットボールの競技出身者でずっと固めてやって来たある種偏ったグループの問題というものがやっぱりここにもあるということなのかも知れない。私はこの団体の世の中のありようとなにか一歩ずれてしまっている姿に15年ほど前にも気がついていたのだけれど、なにがどういけなかったのか判明しなかった。もちろんこの経理担当者が怪しからんに決まっているけれど、10年間も、総額1億円を超える金額をかすめ取られていて判明せず、気がついてみたら「4月の両連盟名義の口座残高はほぼゼロ（asahi.com 2009年5月10日21時30分）」というのはあまりにも情けない。時まさに関東学連選手権の真っ最中ではないか。
