スーパーの駐車場で80歳を超えたおばあさんが抱えている鞄を後ろからいった中学生が無理矢理引ったくって盗み、おばあさんは振り回されて地面に叩きつけられて骨折どころか動脈まで切断で重体だとテレビで言う。
近頃の悪い奴らは手加減ということを知らない。何をするんでも力加減がわからないからとことんやる。だから怖い。ひったくりに遭うんでも、後ろから来てす〜っと取っていっちゃったなんて器用なやり方じゃない。とにかく力ずくだ。
どうもこの手の繊細さのない、猪突猛進のバカがやる無神経さ（まぁ、尤も、泥棒に神経を要求すること自体がもう間違っているけれど）を最初に感じたのは田舎のコンビニの駐車場の外れに立っているようなATMを重機を使ってなぎ倒した泥棒を聴いた頃だろうか。
しかもこの事件の犯人は中学生14歳と無職16歳でこれまでにも同じような事件を起こしている。卑怯この上ない。弱いものを狙うその根性が気に入らない。ま、気に入ろうが気に入らなかろうが、取った奴の勝ちだという価値観が蔓延しているんだからどうにもならないのだけれど、こんな汚い根性はどうやって醸成されてきてしまったんだろうか。
