はてなが提示してくれる今週のお題が「私の2009年ふりかえり」なんであるけれど、これはもう私にとっては反省の連続で、今年撮影した写真のファイルをつらつらと見ても、想い出すのは私の傲慢な感情の発露に対する反省ばかりなんである。たかだか60年余生きてきただけで、これくらいのことを思っても良いだろう、とか、こんな程度のわがままは赦されるだろう、みたいなことから発生したトラブルの連続。それも自分の中だけでトラブルになっていて、周りから観たら、何をひとりで混乱を招いているんだろうかとさっぱり見当がつかなさそうな、そんな具合なんである。
まだまだひよっこなんだという謙虚さが見られなくなって来ちゃう、というそのことが既に融通が利かなくなってきちゃっている年寄りの典型的な様子が伺えられているんじゃないのだろうか。そう思うと、今年は様々な体験をしたのだけれど、それが人間性を高めるところに何ら寄与していないような気がするのだ。
人間は齢を重ねることによって高められるのだろうか、それとも退化していくのだろうか。
