昨日の余韻で朝が明けた。しかし、昨日の酒が残ってちょっとばかり辛い。それでもやり終えたあとは心地良い。皆さんのおかげで達成感を戴いた。
「男が人前で涙を見せるんじゃない」ということをいう人もいるけれど、これは如何なものかという気がしないでもない。人間というのは不思議なもので、突き詰めてきたものが一気に解放されるとそれはそれは不思議なことに感動の涙が出る。淡々と積み重ねてきていればそんなことはないんだということをいう人がいるのも事実だけれど、思いが深ければ深いほど、そのために緊張感が解き放たれた時には一気に感動が涙になってあふれ出ることは間々あっても良い。私はそれを非難されても良いから感動したい。
喜びを分かち合う仲間ができて本当に良かった。それでもそれぞれはそれぞれでまた次の違うことに向かって進んでいく。
確実にひとつの段落を終えた気がする。誰かがいっていた。「早く本番が来ないかなぁという気持ちがあるのと、本番が終わってしまった時の空白感を迎えたくないという気持ちが相半ばする。」
その日が来てしまったのだ。
