なんでも「2030年問題」というのがあるんだそうで、あちこちで語られているそうだ。なるほど検索してみると結構な数がヒットする。それというのはあと20年後の話で、その頃には私はもうこの世に存在していないか、辛うじているけれど、もはや影は充分に薄く、その輪郭すらかすかで既に半分消えているという状況ではないだろうかというくらいだろう。
何が問題なのかというと、団塊ジュニアの世代(って一体それが何歳くらいになるのか知らなかったのだけれど)が老齢年金を受け取りはじめることになるんだそうで、その時点では労働世代に対する負担がより一層高まっているはずだからなのだそうだ。
つまり今のままでいったら年金制度が破綻するぞということでもあるらしい。そんな話を聞いてわざとらしく「小泉がこれで年金は百年は持つ!といったじゃないか」と叫んでみても良いかもしれない。
あとたった20年しか期間が残されていないという点にも愕然とせざるを得ない。それもこれも自民党と公明党がもう何年もおざなりのまま放置してきたことに大きな責任があるし、それを唯々諾々となんもしないで自分の取り分ばかりに気を遣ってきた厚生省官僚に大きな責任がある。ということはとりもなおさず、彼等に任せっきりにして、あんな大嘘つきに投票してきた私たち国民にその尻は持ち込まれてくる。
なんであんな連中に任せることにしてきてしまったんだろうか。自分が可愛くて、自分の子供・孫が可愛いのであればそれではおかしいはずだろう。すなわち、昨年の8月まで国民は概ね自分たちの将来を考えないことにしてきたんだろう。選挙にいかない連中というのは「俺の生活なんてどうなっても良いよ、俺の家族なんてどうなっても良いよ」といっていることに他ならない。東京都の不良小説作家知事の道楽に何百億円も使われちゃっているのもみんな「どうでも良いや」と放りだした人たちがたくさんいるからだと言い放っても構わないだろう。
鳩山由紀夫がやっていることで今みんなが扱き下ろしているのは普天間の一件だ。労働者派遣法の改正なんかについてはマスコミも何もいっていない。報じていない。年金はどうなったのか、誰も書かない。どうなってるんすか、長妻さん!八ッ場のダムをどうするんですか、前原さん!
この際、小泉・竹中を国会に参考人招致して、なんでイラクにいかなきゃならなかったのか、なんで35人もの自衛隊員は死んでいるのか、これで年金が百年持つのか、ちゃんと責任を取らせようじゃないか。