ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

消費税増税の前に

 様々な議論を見ていると、ここまで来て増税なくして本当の民主国家として「最小不幸」の社会を実現することはもう無理だろうという感覚は持てる。しかし、それを諸手を挙げて賛成を表明するだけの根拠を私は持っていない。
 しかし、今のままの制度でその「パーセント」を上げるだけで解決していこうとするのであれば、その前にやらなきゃならないことはまだある。そのうちの二つは「法人税の引き上げ」と「所得税の高累進化」だと思う。持っている人にはそれなりの負担をして貰おうじゃないか、ということだ。これをそのままにして良くと、どんどん格差が拡大していく。つまりこのままでは小泉・竹中システムの延長にしかならない。
 もうひとつは所得の捕捉の高精度化ではないだろうか。ただ、これは個人情報の保管と諸手の刃となりかねないという難しさがある。しかし、いつまで経ってもずるい山崎屋は後ろ手に山吹色の固まりを隠し、それを知らないうちにヤバイ仲間に廻していることは誰もが知っていながら怖いからと指摘をしていない。
 こういうシステムの中ではイリーガルな組織がイリーガルな金をどんどん生み出すことができる。これまでのこの国の政治は闇の世界の存在と表裏一体じゃないか。それでもまだそんな世界の方が好きなんだろうか。