ほぼ足りてまだ欲 その先

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良いぞ、罪滅ぼし

 (写真:ノルウェー国会議事堂)
 ノルウェー・ノーベル委員会が今年のノーベル平和賞を中国の民主化運動家で未だ獄中にある劉暁波に対して贈るということを決定した(平和賞だけがスウェーデンのノーベル委員会が決めるのではない)。1989年のダライ・ラマ14世に続いて中国という一党独裁国家に対してその民主化を主張している非抑圧活動家に与えられたということに対して、ノルウェー・ノーベル委員会に敬意を表するとともに、平和活動に身を挺してきた地球上のすべての活動家の皆さんに対しても、同様に敬意を表したい。
 その一方で、覇権主義を振りかざし、周辺国家を実質的に侵略収奪を続けている中国一党独裁国家に対して、改めてその非人道的政策を非難していきたいと考える。
 国境を超えて届く電波をまで遮断して、自国民を情報から遠ざけようとする中国の政策は明らかにファシズムであると断言することができる。
 そして、私は勝手に今回の劉暁波に対する平和賞の授与は、佐藤栄作なんかに出してしまったことに対する罪滅ぼしとして、そしてその潔さに対し敬意の念を送る次第である。ほんとに、なんであんなおっさんに平和賞を出しちゃったのかね。
 ノーベル平和賞は他の賞のようにストックホルムの市庁舎ではなくて、ノルウェーオスロの市庁舎で表彰式が行われる。
 ここには「叫び」で誰でもが知っているムンクの部屋というのがあって、壁にムンクの絵が描かれている。
 ストックホルムの市庁舎ほど広く知られているわけではないし、あんなに観光客が後から後からやってきて、guided tourでないと中に入れないわけではなく、ゆったりと見て歩くことができる。
 コペンハーゲンの市庁舎よりは厳かで、広くて、ゆったりとしていて、見ものでもある。