4月以来半年が経つけれど、やっぱり右耳の聞こえが良くなくなってきているので、隣の耳鼻科の先生のクリニックにいく。事前に電話をして混んでいないか訊ねてから。耳鼻科というのは風邪の人から花粉症の人から来るから、混む時は混んでいる。特に小児科じゃないのかと思うような時もある。
先生が見た瞬間の声は「あっ、がちがちだっ！」これって、結構ショックだったりする。
耳の中に液体を入れて中をふやかしてから吸い出す。一回じゃダメで、何回も。ベッドに横になって液体を垂らすと、音が塞がり、ジク、ジクッと液体が染みこむ雰囲気と音がじわじわとする。普通液体が耳に入ると気持ち悪いもので、プールに入って耳の中に入った水が出てこない時にはとっても気になって、イライラしたのを覚えている。そういえばそんな時でも、そういうことが起きるのは確かに右耳が殆どだったような気がするなぁ。先生が仰るように私の右耳はちょっと難しい格好をしているのかもしれない。
やや、半時間を超える間を費やして、耳に液体を三回入れ、そしてとうとう最後にまるで「スッポ〜ン！」と音がしたかのように、最後のかけらが取れてとてもはっきりと音が聞こえる様になった。こうなると毎回のことだけれど、すっかいりきぶんは軽くなる。事務の方が「どうぞスキップでお帰り下さい！」と云ってくださった。やるじゃん！
