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法律にはあっている

景観訴訟で浅草寺敗訴=高層建設の許可「適法」−東京地裁
 東京・浅草に建設中の37階建て高層マンション(高さ約130m)は景観を損ねるなどとして、宗教法人浅草寺(東京都台東区)と地元住民らが、東京都の建設許可を取り消すよう求めた訴訟の判決が15日、東京地裁であった。川神裕裁判長は「適法な許可だった」として、請求を退けた。
 川神裁判長は「浅草寺の景観は歴史的環境を形づくり、客観的価値を有する」と認めたが、「建築基準法には景観利益を保護する規定や目的はない」と指摘。その上で、許可処分は都、区の行政計画にも沿っていると判断した。
 判決を受け、浅草寺は「判決文を詳細に見て、対応を検討する」とコメントを出した。(時事通信2010/10/15-17:17)

 もうどうせ、このブログを読んでいる方々は私がどこに住んでいるのかおおよその見当はついておいでだろう。今時、東京に暮らしていたら、その辺にこのくらいの建物が建つのは当たり前のことで、こういうものが建つと近所はチョイと格が上がろうというもので、それはそれは良いんだよ、という人たちはおられることだろう。そりゃ、埋め立て地の昔工場街や倉庫街だったところにそうしたものが建って街並みが変わるのは良いかもしれないし、六本木ヒルズってあたりのように、森ビルって会社が買い占めて、昔ながらの古くてしっとりとした街を無条件でなぎ倒してしまったなんて近辺で建つんだったら、そうかこの際しょうがないという気分にもなるだろう。
 しかし、このあたりはべたぁ〜っと昔からの仕舞た屋が並びに並んだ碁盤上の街の一角だ。ここにこんな建物をどっかぁ〜んと建てたらどんなことが周りの家々に起きるのか、ということは想像ができる。三菱地所三菱倉庫はとってはそんなことはどうでも良い。高い価格で売れるものを作って売り飛ばすことだけが目的だ。彼等にはこの街をどうにかしようという気持ちは全くない。そんな気持ちを持っていたらこんなものは建てない。しかも、裁判をやっていようといなかろうと、そんなこたぁ、どこ吹く風。大きなクレーンを二基建てて、テレビ映りが悪くなっても構わず夜まで照明をつけて建設中である。
 そうはいっても、うちの集合住宅が建った時もかなりの顰蹙だったんだろうけれど。ここが弱いところなり。