ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

新報道2001

 まぁ、はなから右に大偏りの国粋主義テレビ局なんだから、驚くには足らないとしてもフジテレビのこの番組は大笑いだ。今朝の番組の出演者は最初に紹介されるのはなんと築地市場を米国資本に売り渡そうとしているバカ都知事で、そのあとが自民党・石波、民主党の右派・長島昭久森本敏と日本に来て20年経つという中国人の研究者については番組表には記載がない。
 石原は、現状ならば日本は対中戦力は全く遜色がないから今なら勝てるといわんばかりの発言をする。中国人が日本の土地を買おうとすることには大きな問題があるというけれど、日本人がバブル期にアメリカの土地、建物を買い漁っていた頃は大いに自慢していた人間であることは忘れてはならない。
 この番組の議論を聞いていると尖閣諸島海域を盧溝橋事件と同じきっかけにしたいように聞こえる。あの時もきっとこういう発言をする人たちを「格好良い、力強い、誇りある民族のあかし」と思った人種が次から次に着火されてしまったのではないかと想像させる。
 何よりも問題なのは、この時期、つまり前日に築地市場の関係者にあの汚染地所である豊洲に移転を宣告した男を登場させるということは、フジサンケイグループは米国の金融グループの手が入っていることが既に明らかにされているらしい築地移転問題について、この男を支持しているということを意味している点である。日頃から持ちつ持たれつの関係にあるこの男とフジサンケイグループの関係だから今更ではある。
 バカ都知事は築地の現在地は進駐軍がクリーニング工場として接収していたんだからおそらくPCBがあるはずだと発言。豊洲の土壌改良には実験ができている、移転に反対しているのは移転費用を負担できない連中なんだという。これは非常に重要な発言だと思う。