ほぼ足りてまだ欲 その先

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検察糾弾デモ

 twitterの告知で知って、今日銀座で行われた検察糾弾デモにいってきた。デモなんて一体何年振りだろう。とにかく、小沢一郎陸山会事件に限らない、検察のむちゃくちゃな行動と、それをそのままだらだらと垂れ流すマスコミを糾弾しようという呼びかけにいても立ってもいられなくなった。これにできることなら石原都政の築地移転に関する反対デモも加えたいくらいだ。
 集合場所はよくこうしたデモの出発点に使われるホテル西洋銀座の南側にある公園で、そこから外堀通りに出て、数寄屋橋交差点を渡り、途中から右に折れて日比谷公会堂の脇から日比谷公園に至るというほんのちょっとの距離。かかった時間はわずかに45分。
 しかも、外堀通りに出て直ぐのあたりで、やたらと消防自動車が集まってきて、何事かと思ったら、プランタンの前ではしご車がでていて、もの凄い人だかり。しかし、彼等はデモのプラカードや横断幕を見ていない。結局「地下2階のパン屋「ドゥース・フランス ビゴの店」から出火。従業員2名がやけど」だったそうだ。
 一体全体何人ぐらい参加したのか知らないが、あとでtwitterを見ると主催者と覚しき人の報告では1000人いたという。まぁ、こういうことは主催者発表では多いものだけれど、これはひょっとすると、本当にそれ位いたかもしれない。関係者の話によると、警察へは100名程度といってあったそうで、本当に驚いたようだ。一人で参加した人たちが多かったようで、集合場所の公園でも、それから外堀通りに出る間の八重桜の並木道でも、殆どデモ隊からシュプレヒコール一つ飛ばないくらいだ。つまり組織で動員された人たちは殆どいなかったと考えても良いのではないかと思う。
 私の周りでは「小沢は真っ白だ、検察は真っ黒だ、マスコミも真っ黒だ」というシュプレヒコールが主流。他ではいろいろ面白いシュプレヒコールも飛んでいたらしいけれど、縦に長いこうしたデモでは、なかなか前と後ろでは共有できない。
 公園で集合した時から、白と黒の横縞の上下を着た二人組がいるなぁと思っていたのだけれど、日比谷公園に到着してみると、彼等は小泉純一郎竹中平蔵のお面を被っていて「悪いのは私たち!」といって大受けしていた。
 どうやら主宰している若い人たちもあんまりデモを企画したことがないようで、デモが日比谷公園について先頭からどんどん流れ解散しているところで、主催者をつかまえて、こうした方が良い、これではこうダメだという意見を盛んにいっていたのは主にベテランの女性たちで、彼女たちの要求はとっても高い。ネットだけじゃダメだろう、もっと多くの人を集めて、マスコミに取材させるべきだとわぁわぁいっている。
 この組織だっていなくて、実にウブな感じのデモが良いのだ。それにしても銀座あたりをわんわんと歩いている人たちはできるだけデモの列を見ないようにしているのがわかる。こういうデモはパレードに近いものにして周囲の耳目を集めなくちゃならんね。
 おとなしいデモの様子はこちら