かつてpodcastなる機能が普遍的になり始めた頃、正確なところを全く覚えていないけれど、多分4-5年前だろうか、米国の著名な大学のサイトをあちこち見て、Stanford Univ.なんかがどんどん学内で開かれたレクチャーなんてものをpodcastで無条件公開していて凄いものだなぁと思っていたことがある。
久しぶりにその類を少し捜してみようかという気になって捜し出してびっくりしたことに、もうそうしたことはどこの大学でも当たり前のことになっていて、例えば有名な大学になると刊行した著作物の著者に対するインタビューが載っているなんてのは当たり前で、Harvard Univ.なぞはあのMichael Sandel先生のあの爆発的に売れている授業「Justice」なんかはあのテレビで流れた講座をそのまま12回分そっくり公開している。iTunes StoreでHarvardで検索したらそっくり出てくる。
UC Berkeleyはwebcast/courseを捜すといくつかの授業はvideoでいくつかは音声のみであるけれど、そのまま聴くことができる。問題は時々ハードの問題やら、何らかの問題が発生してpodcastが提供されない授業があるのだけれど、それはただで聴いているんだから文句は言えないし、学生の質問がマイクに乗っていないので教員の答えしか聞こえなくて、質問を想像しなくちゃならないことがあったりするのはずっと以前の頃からあんまり変わっていないけれど、それは人間がやっていることだから仕方がない。
それにしても随分世の中は変わっているのだ。こうした思い切りの良さでも、日本の大学はまだまだ追いついていないといえるのではないだろうか。
それにしてもStanfordでも授業に遅れてごそごそと入ってくる奴がいるんだねぇ、あんなに高い授業料を払っていながら。
さて、他の国では一体どんな具合だろう。
