ほぼ足りてまだ欲 その先

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雨傘

 豪州にいた時に一番驚いたのは彼等は雨が降っても傘を差さないだけではなくて、彼等はろくな傘を持っていないということだった。今はどうなっているのか知らないけれど、当時の街中では雨が上がるとそこここのゴミ箱に壊れた傘が捨てられているのを良く見たものだ。それ位、ちゃちな傘が蔓延していたということだ。街中では傘を差している人たちの中でも多くの人たちが企業がノベルティーで配るような宣伝用の傘だったりする。
 多くの若者たちは殆ど平気で濡れるか、いつまでも雨宿りをしているか、走っているかである。コートと帽子を被っていれば少々の雨だったらなんということもないんだということを知ったということでは、彼等の雨に対する感覚は参考になったけれど、余りにも平気の平左なのにはついていけなかった。そのクセ、ゴルフをやっている最中に雨が降ってきたら、彼等は蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまう。ふと気がついたら傘を差しながらゴルフをやっていたのが私たちだけだったというパブリックゴルフ場での記憶がある。
 昨日テレビでUCバークレー校の構内が映ったら、多くの学生が折りたたみ傘を差しているのを見てこれは米国だからなのか、西海岸だからなのか、あるいは最近のことだからなのか、考えてしまった。