ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

リクライニング・シート

 え〜っと、私にとってこの手の椅子は全然意味を持たないんである。なんでか?倒すと後ろの人のスペースが少なくなってしまうからである。それは私が勝手にその人のスペースを奪っているということになるからである。だから、いつも思っている。なんでこんな椅子を造り、備え付けるのか、と。バスツアーに参加すると「リクライニング・シートのご利用はご遠慮下さい」といわれるのが常だ。じゃ、なんでこんなバスを使っているんだろう。都バスのような固定の椅子で良いじゃないか。いや、それで良いんだけれど、そんなバスを作っちゃいないんだろうな。
 飛行機に乗ってもリクライニングを倒さないのである。それは自分の前の人が思いっきり倒してきた時に、トイレに出るのに難儀をすることがわかっているから自分はしないのである。しかし、他人がそこにある設備を自分の好き勝手に使うのはかってなので、概ね飛行機に乗っている間、前の人は私の目の前に思いっきり倒してくるんである。
 だから、私はどうするのかと思うとトイレに出る時に思いっきりその前の人が倒したシートの先端をグイッと掴んで支えにして出ていくのである。その方が「なんだよ!」という顔をしようがそんなことはお構いなしなんである。そうなるくらいは想像して倒せよと、私は心の中で呟くのである。
 いやな爺だと思われているんだろうけれど、そりゃあぁたの所為なんだぜ。
 なんで、あんな椅子がついているんだろうね。