ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

戴いたクリスマスプレゼント

 これを書いているのはもう日が暮れているから、クリスマスだと認識してよろしいのではないかと思う。日暮れから明日日が暮れるまでがクリスマスだという認識があるから。
 午後4時から始まる礼拝の15分前に到着してみると案の定、もはや一杯で、二階に通された。実はこれまで二階に上がったことがなくて、一体どこから入るのかも知らなかったし、パイプオルガンの演奏者がこんなところにいるのも知らなかったし、パイプがずらりと並んでいるのも見たことがなかったので、そういう意味ではラッキーだったかもしれない。
 午後4時、午後7時、そして夜11時頃の礼拝と今日は三回あって、聖歌隊は全部に付き合うのだろうか。毎年この午後4時のにしか出席したことはない。
 今日がいつもの年と違っているのは腕に腕章をしたスーツ姿のビデオやカメラを抱えた人たちが何人も「撮影はご遠慮ください」と書かれた礼拝堂の中にいることで、何事かと思ったら日野原重明先生をNHKが一年間密着取材しているのだそうで、二階にも結構お歳と覚しきカメラマンの方がビデオを動かしておられた。日野原先生はいつもと全く変わらずにトイスラーの発案からのこの病院と礼拝堂の歴史をとても簡単に振り返り、このクリスマスが最後のクリスマスになりそうな人たちのことも覚えてクリスマスをお祝いしようというお話だった。とても多くの女性の方たちが二階からでものぞき込むように日野原先生を見ようとする姿が印象的だ。まるで韓流スターを見る眼のようだ。
 毎度のことながら日野原先生のお元気なことには驚嘆以外の何物でもない。クリスマスイブの礼拝はいつもの礼拝と違って聖餐式はないけれど、聖歌をたくさん歌えるのがよい。献金をいつもの倍にはずんだのだ(といってもいつもどれほどしているのかが問題だけれどね)。
 出掛けようとしているところにtwitterのダイレクトメッセージが送られてきているのに気がついてあけたら映画「浅草堂酔夢譚」の監督、荻野欣士郎からで、先日のモナコ映画祭のテレビニュースがYouTubeに上がっているという話で、これはタイムリーなクリスマス・プレゼントだった。1'32"くらいから。