ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

朋あり

 私には学生時代にインター・カレッジのサークルで一緒だった友人が何人もいて、中にはその仲間同士で結婚しているのが何組もいる。その仲間の中に米国のカリフォルニア州オレンジ・カウンティーで暮らしている二人がいて、その片割れのかみさんが遊びに帰ってきた。
 早速わが家に遊びに来たので、よそから来た人には珍しい観光地を巡り、蕎麦屋に潜り込む。いつもの私が大好きな「弁天」という蕎麦屋で、ここには「天ちら」というメニューがある。出汁卵がまず出てくる。これがアッツアツでフハフハいいながら食べる。ここで熱燗を一本貰ってこの玉子焼きをあてにちょろっと吞んだだけで身体がふわぁ〜っと暖かくなる。これだけで、あぁ、冬といっても日本は良いなぁとなってしまう。そして海老と野菜の天ぷらの盛り合わせが出てくる。この組み合わせを「天ちら」というんだけれど、なんでそういうのかわからないし、聞いたこともない。で、それぞれ盛りを頼んで、蕎麦を手繰り込む。もう、お腹いっぱい。
 三人で旨いと評判の和菓子屋に立ち寄ってそれぞれが食べたい和菓子を買って帰り、家でお茶を飲みながら昔話、アメリカの話、日本の美味しいものの話に時を忘れる。
 持って帰って来てくれた土産はなんと映画「442部隊・アメリカ史上最強の陸軍」のDVD(こちら)だった。この映画は先日新宿で見たのだけれど、DVDを入手するところまでは考えなかった。そうか、そういう手段があったのだ。これで、誤解して憶えているところとか、見落としているところを確かめることができる。嬉しい土産だ。
 TBSテレビが昨年の11月に開局60周年記念として5夜連続で橋田壽賀子脚本のドラマ「99年の愛 JAPANESE AMERICANS」を放送した。やはり現地の日本人、日系人社会でも話題になったのだそうだ。彼女の話ではやはり歴史上の事実との乖離が話題になって、羅府新報にそれについての記事が載ったという。どこかで捜して読んでみたい。