ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

本棚

 さて、早くどうにかしろというプレッシャーにまけて、下町の百貨店「多慶屋」に赴く。裏の家具館別館2階が壁面収納家具売り場。前回購入したスライド式のものぴったり同じ、というものはもう存在しなかった。どうして、何でもかんでも日本のメーカーってのはずっと同じものを作り続けないのかとまたまた堪忍袋の緒が切れそうだったのだけれど、売り場の方のお話を聞いてさもありなんだったのは、いくつもメーカーが店をたたんでいるんだそうだ。そうか。それは知らなかった。それでもそれに多少近いものがあるそうなので、早速発注する。壁面に並べる本棚が凸凹になるけれど、そんなのどうでも良い。
 タンスに沿って日本の薄い本棚を立てたいと思ったので、それも見繕って貰う。こっちは組み立て式であるけれど、これまで使っていて、今回潰れたものよりは随分丈夫になっている。可動式棚板も、多々乗せるだけではなくて、今はネジで固定するものがある。
 今度潰れた組み立て式は「背板が外れて枠がぐにゃぐにゃになって潰れたんだ」といったら、その店員さんが「はい、はい!今日はその話をお客さんからお伺いしたのが三度目です!」という。つまりみんな同じように潰れたらしい。そこで彼がいう。背板を嵌めたらそれでおしまいにしないで、木工ボンドでぐるりを停めてしまうんだというのだ。なるほど、そりゃ丈夫になるだろう。今度はそれを施行するつもりだ。良いことを聴いた。ちょっと遅かったけれど。
 配達の住所を確認したら、またこの店員さんから一声上がった。「中層階の方に本棚が潰れた人が多いような気がします」というのである。
 安心したぞ。We are not all alone!それがわかったからって何か足しになるわけでもないが。岩渕さん、ありがとう。