ほぼ足りてまだ欲 その先

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夏に備えないと

 今から考えても去年の夏は暑かった。もうむちゃくちゃ暑かった。8月の下旬まで堪えに堪えて、軽井沢の友だちのところへいった時にはもう限界ギリギリだった。ほんの数日滞在して英気を養ったつもりだったのだけれど、帰ってきたらすぐさま熱を出した。もう、待ってましたといわんばかりだった。月末に人前で唄う約束をしていたのに、それを遂に反故にしてしまってご迷惑をおかけした。それから、身体がどんどん衰えていった。
 今年もどうやらまた去年のように暑いんだという噂である。何がどう根拠になってそういう見通しが立っているのか知らないけれど、もう既にそういっている人がテレビにいた。(どうも私の情報源はそうしたいい加減なテレビによるものが多くを占めているらしい)。
 となると、今年は何か構えておかなくてはならないようである。6月には一昨年から念願だった旅に出るつもりである。問題はそこから帰って来てから、ということになる。なにしろそこから日本の夏が本格化するわけである。外に出るには覚悟が必要だということにもなるだろう。だらだら、でれでれの格好が良いに決まっているし、直射日光を避ける工夫が必要だろう。
 もちろん帽子は必需品だけれど、とかくこの帽子てぇ奴がどうにもこうにも爺様臭い物ばかりなんである。まるで昔の映画に出てくる田舎の刑事が汗まみれになって被っている、そんな帽子ばかり目につく。爺さんはこんなんで良いだろ?え!といわれているような気になる。そうかといってパナマは高いばかりか、雨に弱い。こんないつ何時にわか雨にならないとも限らない日本の気候の中で、雨に弱いのは駄目だろう。
 格好良い布の帽子が必要だ。昔ガキの頃、白いピケの帽子を良く被っていた。今でもそんな帽子を夏の制服にしている私立の小学校がありそうだ。あんな生地で、ちょっと洒落たフォルムの帽子を作れないものだろうか。ちょっと洒落たというと、すぐにボルサリーノが出てきちゃうのはちょっとどうかと思うしなぁ。
 そこでだ!男もパラソルを差したら良いんじゃないかと思うのだけれど、それはどうだろうか。だって、実際にはゴルフ場で傘差してる奴っていたんじゃないだろうか。半ズボンにハイソックス、そして開襟のシャツに、大きな傘という風体で歩いたら・・・多分周りから人がいなくなりそうだけれど、それが実は実際的な日本の夏対抗策ではないだろうか。
 もう、スーツを着て仕事をするなんて愚考は願い下げにしようではないか。あれこそ西洋かぶれそのものである。