ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ドジョウも鰻も穴子も

 イヤ、実に驚いた。私の友人がドジョウが嫌いだとブログに書いているのは、まぁ良いとして、そのブログのコメント欄に、彼女のお友達が次から次にドジョウはおろか、鰻も、穴子も、果ては魚は全部嫌いだという人たちが次から次に現出。いやぁ、これは意外な展開であれよあれよとびっくりなんである。
 皆さんお肉派なんだろうか。そんなに嫌いな人たちがこれだけおられるというのに、鰻やドジョウはどんどん値が上がっているのが不思議でしょうがない。
そういう人たちは醤油味の焼いた匂いなんてだめなんだろうか。焼き鳥もやっぱりだめなんだろうか。
 それじゃ、魚をおろすなんてことも滅多にやらないどころか、多分魚を触ることもないのだろう。うちの娘のように「この魚が私を見ている」なんてことをいうんだろうなぁ。アハハ。人のことはいえない。灯台もと暗しだ。それにしてもどうしてそんなことになってしまったのだろうか。
 それだけ食材と日々の生活が直接結びつかない社会にどんどん移行していっているということだろうか。
 そういえば私はかつて鰻が食えなかった。でもたれが好きだった。鰻のタレをご飯にかけて食べていた時期もある。私の場合は35-36年前に画期的なことがあって鰻が大好きになった。それはたまたまデパートの食堂で連れあいのオヤジがなんでも喰えと云って、連れあいが特選鰻ってものを注文。その端っこを食べさせて貰ったら、それまで食べていた格安鰻とは較べようもないものだったことが要因だった。あれ以来、年に数回食べることができるチャンスが嬉しくて仕方がない。
 ドジョウはかつて「どぜう」屋のすぐ傍に住んでいたことがあって、当時、友だちがドジョウを喰いたいとやってくると良く行ったものだ。そういえば最近は行かないなぁ。葱をたっぷり載っけて、はふはふといいながら食べるドジョウ鍋は飯も食えるし、酒も呑める。柳川はゴボウの香りがとても美味しい。しまいにはドジョウの蒲焼きまで楽しんだ。
 人のことはいえないが、食べ物は奥が深い。それを知らないのはもったいない。皆さん、一体何を食べて生きておられるのやら。