ほぼ足りてまだ欲 その先

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これが国会か?

 昨日の衆議院本会議に自民党小渕優子が代表質問の最後に立ったそうだ。
 その中で、彼女は自分の父親だった小渕恵三をひいて、口火を切った。
 「野田と父親はよく似ているとマスコミがいった。状況は似ているかも知れない。ねじれ状態だった。やるべき課題が山積しているという点でも似ている。冷めたピザといわれた父親と、ドジョウの野田は人柄が似ているのかも知れない。しかし、直面する課題に対する取り組みは全く違っている。小渕内閣に較べると内閣の中身も違うし、二ヶ月経っても何も決まっていない。小渕総理は金融再生法を二ヶ月以内で決めていた。スピード感でも格段の違いがある、政治家、リーダーとしてはすべてを投げ出す覚悟と決断力が必要だ。内外ともに数多くの困難に立ち向かう覚悟があると小渕はいっていた。小渕と野田には天地ほどの違いがある。野田総理はいったい何をしたいのか、日本をどうしたいのか。それが見えない。具体的に指向する国の姿が見えない。」
 代表質問で口汚く政敵を扱き下ろすのは永田町の常套手段であるけれど、こんな話を蕩々と述べているような政治家を私達はなんでこの期におよんでも抱えていなくてはならないのか。民主党自民党とどこが違うというのか。五十歩百歩だろう。「100年年金」だなんていっていたのはどこの政党の話だったか。それは小渕優子なんぞというただ単に父親が総理大臣だったというだけで国会議員をやっているような人間にこんなことを偉そうに語ってもらいたくないものだ。
 何十年もの自民党政権がこの国をどこまで喰いものにしてきたのか、こんな話で払拭できるのだと思っているのだとしたら、噴飯ものである。
 しかし、私達国民はこんな低レベル国会議員に底なし沼のように歳費を支払っているのかと思うと本当に腹が立つ。オヤジ自慢は選挙区だけにしろ。いや、それすら次元が低すぎる。恥ずかしいにもほどがある。