ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

自決

 パパンドレウ首相は協議後、記者団に対し「国民投票で問うのはギリシャがユーロ圏に残るかどうかだ」などと語り、投票では緊縮策を受け入れるかどうかではなく、通貨ユーロの選択について問う考えを表明。また「ギリシャの未来のため、国民が正しい選択をすると信じている」と述べ、可決に向け期待を示した。
 ギリシャ議会では4日に内閣の信任投票が予定されている。国民投票で支援受け入れが否決された場合にはギリシャの信用不安が再燃する恐れがある。(日経新聞2011/11/3 9:24)

 これで国民投票が最後の決め手になることが決定した。国民がEUの条件を吞まないということであれば、ギリシアがユーロ圏から離脱することになり、各国からの支援策を受けることができなくなって国家破綻へと向かうということになる。確かにこの国をこのままの状態で引き摺ってきた政府には大変に大きな責任があるということはわかるけれど、こうなった以上、国家財政存続のために国民が考え直すという方向にいかないのが不思議で仕方がない。仕方がないのだけれど、多分、同じことがわが国に起こったとしたら(起こりかねないのが現状だけれど)はたして国民投票に踏みきることができるだろうか。