NHKニュース11月4日 13時27分
平岡法務大臣は、閣議のあとの記者会見で、厚生労働省の局長だった村木厚子さんの無罪が確定した事件について、村木さんが有罪の判決を受けていないことを理由に「えん罪」には当たらないという認識を示しました。
この中で、平岡法務大臣は、厚生労働省の元局長の村木厚子さんの無罪が確定した事件について、「一般的には、無罪の人が有罪の判決を受けるというような状況を『えん罪』と呼んでいるのではないかと理解している。その意味では、村木さんは有罪判決を受けていないので、『えん罪』ということにはならないのではないか」と述べ、「えん罪」には当たらないという認識を示しました。これに関連して、政府は、4日の閣議で「政府としては『えん罪』の定義について特定の見解を持っておらず、検察当局としては、村木氏に対する事件で控訴を断念し、謝罪の意を示すとともに、今回の事態を真摯（しんし）に反省している」とする答弁書を決定しました。
へぇ〜！なるほどね。単なる間違いだ、といっているわけね。有罪だと思って起訴したんだけれど、イヤ結果として無罪だっただけだと。
山口県立岩国高等学校、東京大学法学部、大蔵省、弁護士、岩国市長選敗退、山あり谷あり衆議院議員。初入閣。
頭の良さそうな「冤罪」解釈の開陳だったんだけれど、これが一陣笠代議士（古い表現で恐縮）の見解であれば、なんということもないが、取り敢えず彼は法務大臣であり、かの裁判において、一体何が彼女をあのような立場に置かせたのかといえば、それは検察という法務大臣の手下が犯した、ある意味犯罪なのである。その証拠に彼等は起訴されて裁判中だ。ま、判決が下って有罪となっていないから、正確にいったらこの時点で彼等は有罪ではないからまだ判らないということは可能だろう。
ではなぜ国は彼女に対して国家賠償金を払うことになったのだろうか。ここを良く考える必要がある。
