ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

システム変更

 先月、半月の間閉めていた区の図書館がようやく開かれたのを知って、そういえばあの大著があるかも知れないと出掛けて見た。すると私が取り出した利用者カードをみるやいなや係りの女性(もちろん運営委託された企業に雇われたパートタイマーと覚しき方)が、「あ、古いカードですね、それは使えませんので、ここで作り替えて戴きます。身分証明になる様なものをお持ちですか?」と一方的にいう。どうやらここの図書館は人件費削減のために、セルフ貸し出し、返却に移行するらしい。こうなると、確かに経費は節減できるのだろうけれど、所蔵資料はあらゆる意味で傷むことになるだろう。それを見越しても経費を節減することの方が重要だということになるのだろうか。新しいカードになることによってID番号は変わるが古いカードの情報はそのまま移植されるという。
 この手続きが全部済んでから渡された紙には「図書館の利用カードが変わります!」と書かれていて私はもう既に充分知っているのだった。
 昨日知った書籍(「特攻」Maxwell Taylor Kennedy著)と下記の一冊を借り出す。「特攻」は相当に時間をかけて読んだ読者がいたようで、去年の7月に出版されたものとは思われないほどに傷んでいる。それに引き替えブリューゲルは多分これまで誰も開いたことがなさそうだ。一度には読み切れないに違いない。

ピーター・ブリューゲル物語―絞首台の上のカササギ (エディションq)

ピーター・ブリューゲル物語―絞首台の上のカササギ (エディションq)

  • 作者: ヨーンフェレメレン,John Vermeulen,鈴木久仁子,相沢和子
  • 出版社/メーカー: エディションq
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本
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