ほぼ足りてまだ欲 その先

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クリスマス

 からりと晴れた寒い寒いクリスマスの朝があける。
 昨夜は早く寝るつもりで風呂にも入って万全だったのに、テレビをつけたらNHK教育テレビで1960年代の「フリーダム・ライダーズ」に関するドキュメント番組が放送されていて、思わず見入ってしまったものだから、多分寝入ったのは午前4時を過ぎていたらしい。
 時が民主党ケネディ政権時代だったから彼らはあれだけの決意でフリーダム・ライダーズに邁進できたのだろうか。それは結果論だろうか。どんなに暴力に晒されても抵抗せずに前をきっと見据えて進んでいく姿は殆ど驚異的だ。州刑務所に収監されてしまったら、支援者がどんどんやってきて、その刑務所に収監されることによって刑務所を拠点にしてしまえという発想は驚くべきである。
 こうしたフェアネス、正義に対する信念の持ち主がいるのが米国であり、その一方に非常に低次元の価値観に立っている輩が跋扈しているのも米国なのか。
 日本の学生はどうして彼らのような非暴力主義に徹することはなかったのだろうか。結局角材と鉄パイプと石つぶてで官権ともやり合ったけれど、非常に中途半端な形に終わるしかなかった。人ごとのようにいっている場合ではないのだけれど。

 テレビが終わっても寝付かれず、ラジオをつけたらTBSが多分創立60周年だからだろうけれど、パックイン・ミュージックのさよなら中継録音を放送していた。司会は今は亡き林義雄アナウンサーだった。あの人は夜ジャズカンで出逢うと必ず酔っぱらっていたけれど、私のようななんの関係もない人間にも全く気さくに話しかけてくれていて全然構えることがないからりとした良い人だった。享年が58歳というのも早すぎる。