ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

アムステルダム国立美術館

「夜警」をもう一度見たいというのと、もうちょっとゆったりと全体を見たいという欲求抑え難く、コンサルトヘボウへ明日の切符を取りに行った足でそのまま公園を突っ切って国立美術館まで直行する。前回きた時には真っ盛りだった八重桜もすっかり花を落としており、あれほど人でごった返していた美術館も時間が時間だった(そろそろ16時をまわっていた)せいもあるのだろうけれど、日本の数十人の団体がくるまではガラガラで、フェルメールだって、絵の前にいたのはたったの2-3人ほどだった。フェルメールも青衣で手紙を読んでいる人や牛乳を注いでいる人よりもその横の「小路」が気になってややしばらく停滞していた。建物のレンガのあの克明で微妙な描き方に比べて、道路の描き方が妙にやっつけに見えて仕方がない。なにかあったのだろうか。
下の階では前回気がつかなかったのか、あるいは展示が変わったのか、江戸期の役者絵が何枚も展示されていて、その中に渡辺崋山のものがあった。かなり緻密なものだ。そして面白かったのはデルフトの部屋だ。これはのんびり見られて収穫だった。全く誰も入ってこなかったし。
Amsterdam American Hotelのカフェの内装が相当に面白いらしいというので見物にいく。これは一見の価値がある、とはいえ、私のような興味を持っている人たち以外にはなんの面白みもない、ただの古い建物かもしれないけれど。