ほぼ足りてまだ欲 その先

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「国民の生活が第一」党

 こんな政党名が出現するとは思いもよらなかった。もちろん彼ら自身もそう思っていなかったのだろう。「そうだ、これを政党名にしちゃえばいいよ!」といったのは一体誰なんだろうか。長いものだからなの、言いにくいからなのか、それとも他の意図があるのか、マスコミはこの政党の名前をほとんど口にしない。今日のNHKのニュースでも野党党首会談をやろうじゃないかと各党が集まって会議をしたという内容の時に、アナウンサーは口では「国民の生活」とはいったけれど、タイトルのテロップにはものの見事にカットされていた。先週末の各テレビのワイドショーでは大阪能勢町の町長選挙のことを報じたのだろうか。「国民の生活が第一」推薦の候補が現職(自民、民主推薦)を破って当選したことを告げていたのだろうか。
 国民の多くにはマスコミの刷り込みが十分に行き渡っていて、政党支持率では「国民の生活が第一」は1%にも満たないということになっているのに、能勢町では当選している。むろん「国民の生活が第一」党のおかげだということではないだろうけれど。
 いつまでも検察の陰謀にものの見事に引っかかっている選挙民が多いのか、あるいは選挙民は実はそんなにバカじゃないんだってことなのか、それすらわからない世論調査というのは一体何なんだろうか。