ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

保阪

 今日は久しぶりに保阪正康のレクチャーが予定されている。そこまで回復することが出来たことが喜ばしい。
 人間ドックに入った時に、眼圧測定で医者が言葉がなくなったんだそうで、他の検査は中止ということになって詳細検査の結果、なんと左目の眼圧が36にもなっていたのだそうだ。なにやら見慣れない眼鏡をかけていてそれが保護用のものになっているらしい。その上から読書眼鏡をかけて読んでいる様子を見ると相当に大変なようだ。
 今日こそ保阪の口から孫崎享の「戦後史の正体」の評判が聞かれるんじゃないかと期待していたら、なんとすでに二人の対談という企画があって、二時間の予定を大幅に超えて四時間になってしまったという。雑誌の企画だということだったけれど、その中身を読んでみたいものだ。今日はこれから日本記者クラブで領土の話をしに行くことになっているということで、質問時間を先送りにして終わった。
 今日のレクチャーはサンフランシスコ条約についてだった。二十七条の条文を目の当たりにしたのは今回が初めてだ。これは子細に読んでおく必要があると思う。

 帰りにBook 1st新宿店でこんな本を見つけた。

東京裁判を再評価する

東京裁判を再評価する

 この原本は2008年11月にメルボルンの大学で極東軍事裁判についてのシンポジウムがあった時に出版されていた本で、これを粟屋憲太郎が中心となって翻訳監修したものだそうだ。あの当時粟屋ゼミの院生から参加しないかという声が掛かったことを思いだした。こういう事だったのか。私如きがお手伝いにいっても良いものかどういうものか逡巡しているうちに連絡先を紛失してそのままになっていた。それにしてもこの本は研究書としては徹底していて、文献リストから何から完璧である。粟屋憲太郎の後書きを読むとあの時のシンポジウムについての書籍もそろそろ刊行される予定のようだけれど、なにしろ7,200円という価格は手が出ない。地元の図書館がこんな専門書を備えるとはとても期待が出来ない。後は国立国会図書館しかないわけだが、こういう時に母校の図書館が気楽に利用できるということがないのだけれど、それがうまくいかないというところが一回社会に出てしまうと独学の難しいポイントなのだ。
図説 ブリューゲル ---風景と民衆の画家 (ふくろうの本/世界の文化)

図説 ブリューゲル ---風景と民衆の画家 (ふくろうの本/世界の文化)

 欲しいなぁと思いながらヨダレを流さんばかりにしてつまみ読みして棚に戻した。これなら地元の図書館にもあるかも知れない。
週刊 金曜日 2012年 10/19号 [雑誌]

週刊 金曜日 2012年 10/19号 [雑誌]

 銀座の教文館では木曜日になると前週号はバックナンバーに入ってしまう。
世界 2012年 11月号 [雑誌]

世界 2012年 11月号 [雑誌]

 これまた、「今頃かよ?」といわれてしまう。

 三州屋銀座一丁目店にて海鮮丼を昼飯にする。時既に14時。