ほぼ足りてまだ欲 その先

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選挙

 昨日からの風邪気味だったのが、今朝になって扁桃腺ががっつり腫れてしまって、苦しくてしょうがないので、耳鼻咽喉科にいって診て貰った。実は私は子どもの頃から「扁桃腺肥大症」と大きな判子をカルテに押されていたくらいで、何かというと扁桃腺が腫れて寝込んでいた。それがここ何年もこんな事が起きることもなく過ごしてきたのに、突然の腫れだ。耳鼻咽喉科の先生にかかるようになったのはここ10年くらいでその間こんな症状が出たことがなかったので、先生は診るなり「うわぁ、腫れてるなぁ!」と驚く。
 貰った処方箋を持って薬局に行くと、抗生物質がひとつと、シロップのような飲み薬が白いのと赤いので2種類出ている。胃があれるかも知れないし、赤い方は眠くなるから気をつけてと云われる。
 先生は水分をたくさんとって喉を乾燥させないように、といわれる。
 期日前投票をしてきた。ここのところ選挙の度に期日前投票にしている。日曜日の投票所はうちから歩いて15分ほどかかるところにできるのだけれど、期日前投票だとうちのすぐ傍に投票所が作られるからだ。こんな状況だったのだけれど、ちょっと寄り道をして入れてきた。
 ひとりで来たおばあさんに係りの人がつきっきりで案内している。都知事を書いて、衆議院小選挙区を書いて、比例と裁判官の国民審査を書く間ずっとついているのだけれど、あのおばあさんは入れる人や政党を心に決めてきているのだろうか。ブースで係りの人がいちいち説明をしているのだろうか。
 そういわれてみてから初めて思ったのだけれど、認知症になった人の投票はどうなっているのだろうか。当然選挙権がまだあるはずだ。かつては禁治産者準禁治産者といういい方があったけれど、今はそんないい方はしない。成年被後見人というけれど、こうなった人はわかるが、そこまでいかないけれど、という人はたくさんおられるはずだ。代筆することは許されているはずだけれど、本人の意思が反映されなくなればそれも不可能だ。
 これまでにも高齢者施設で施設利用者のもとに来た投票権を使って不正投票が行われたケースも報道されている。
 最高裁判所裁判官国民審査に当たって、今回は心に決めていたように全員に×をつけた。これまでの判決が私の考えに反していた判事に×をつけたことはあるけれど、今回のように全員に×をつけたのは初めてである。この制度は有権者がほとんど×をつけることを実行しないであろうという目論見のもとに作られているシステムであることは明白で、形骸化している。
 今の日本の司法制度は「村木裁判」に於ける虚偽証拠のねつ造、「石川裁判」に見る調書ねつ造をはじめ、公正中立に行われているかという点であまりにも大きな疑問が残るだけでなくて、可視化について取り組もうとする姿勢が見られないこともあり、日本の司法の頂点である最高裁判所の判事選定の公正さにすら疑問が残る状況である、ということに目覚めたからである。これはコメンテーターの江川昭子も指摘しているところではあるけれど、このままにしていたらいつまで経っても法務省がその気にならないところである。
 徴兵制復活や憲法改正を謳う政党には私は入れない。マニフェストは守っても守らなくても良いという認識のもとに選挙運動をしている政党には入れない。