ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

始まっている

東京都台東区の山谷地区で無許可のデモを行ったとして、警視庁は13日、過激派・革労協の反主流派活動家、渡辺重晴容疑者(54)(台東区入谷)を都公安条例違反の疑いで現行犯逮捕した。
 発表によると、渡辺容疑者は同日午前9時頃、同区清川の都道で、都公安委員会の許可を受けずに日雇い労働者ら約50人のデモを指揮した疑い。同庁が中止を求めたが、従わなかったという。(2013年1月14日13時50分 読売新聞)

 何が「求めたが」だ。「公妨だ!」とにわかに怒鳴って逮捕したに決まっている。読売の記者は現場にいたわけではないだろう。これは警察の発表そのものをただ写して書いたのに決まっている。ひょっとしたらそのまま読み込ませてOCRしたのかもしれない(笑)。山谷で50人のデモが今時組織できただけでも驚きだよ。通常はデモの参加人数は主催者が発表する数字に比べたら警察発表は嘘のように少ない。そこから想像するとけっこうな人数が集まっていたのだろうか。
 ここのところ行政は「不安定な生活」を選択している人たち(笑 本当は選択せざるをえないのだよ!)に対して非情である。「正義」は法の番人のものだといわんばかりで、ブルーシートハウスもよほどのところでないとお目こぼしがなく、やたらと公園の整備だということにしてロックアウトしたりする。その時の行政の担当者の顔はまるでロボットのようで、表側の、勝ち組の、オフィシャル側の、いわゆる「どうだ顔」で勝ち誇っているかのように見える。
 そしてそれをそのまま口移しで伝えることしか芸のないマスコミは、やっぱり彼らも勝ち組で、「俺には大して関係のない」話って顔である。
 そんな顔はかつて良くどこかで跋扈していたぞ。もう本当に始まっているのかも知れない。