ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

なんのため

 テレビのデジタル化というのは一体何のためにやったのか、未だにさっぱりわからないのだ。何かメリットがあったか、といったら今のところ私にはほとんどなにもない。先日NHKの駅伝中継を見ていたら「データー」ボタンを押すと各チームの詳細がでるというのだけれど、NHKだからなのか、各選手の所属は一切表記されていなくて、物足りなかった。これはデジタルが役に立つか立たないかの話ではなくてNHKのコンテンツの作り方の問題だ、ということになるのだろうけれど、デジタル化されて実現できた環境を生かすことができていないということでもある。
 テレビのコンテンツはどうだろうかというとBSはほぼ通販、韓国ドラマに占拠されているといって良いだろう。私はほぼNHKに限られるスポーツ番組とたまたまケーブルテレビ経由で契約しているWOWOWの映画くらいだろう。
 もうひとつの分野は旅行番組でこっちは概ね夜のゴールデン帯に日替わりで各局が様々なものを流している。ところが、その大半がなんと「再放送」なんである。とても楽しみにして、録画まで設定して時間になってみると、「あれ!?これってどこかでみたぞ・・・あ、やっぱりみたぞ!・・なんだ」という展開の繰り返しなんである。ひどいものに至っては何年も前に作られた番組である。旅行番組でそんな古い物を流す無節操さに呆れるのだ。放送業界にそんなにたくさんの電波を、しかも国民の負担で作り出したのは、ひとえに電気機器業界のためだったのか。そのくせ彼らは自分で自分の首を絞めているではないか。こりゃ一体何だったのか。