ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ライブ

 私の友達にはちょっと変わった奴がいて、なぜか昔から彼の周りにはアマチュア・ミュージッシャンが集まってくる。そして彼が週末のライブ・ハウスを借り切って、その若者たちをステージに上げる。それもみんな一律に千円札を1-2枚だして、ドリンク一杯付き。もちろん未成年者にはソフトドリンクがつく。大体、みんな自分の出番が終わるまで呑まない。だから出番が終わるとみんな一斉にカウンターに行ってあおる。
 若者たちはみんな昔から歌い手になりたいものだ。そのためにだったらどんなことにも耐えて頑張る。かなり完成度が高いものから、まだまだなものまで何人も何組も出てくる。
 今回は事務所に所属してこれからプロを目指して頑張ろうとする若者たちが多かったので、レベルは高い。ただ、だれもかれも打ち込みのバックを持ってきて、それで唄う。もちろんバック・ミュージッシャンをつれて歩けるような懐具合ではない。好きでバンドを組める人たちは恵まれた方なのかも知れない。
 しかし、打ち込みバックは聴いている方は疲れる。臨場感がないのがつまらない。「はいはい、分かりました!」という気になる。
 もちろんアマチュアなんだからそれで良いのかもしれないけれど、気の配りができない。それは多分今の若者だけじゃない。ずっとそうだろう。お爺さんとしてはそこが気になる。
 浅いうちに人がいないから3曲唄わせてもらった。最後まで5時間MCをやる羽目になった。腹が減って辛かった。
(写真:唄っているのはもちろん私じゃありません。)