ほぼ足りてまだ欲 その先

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占領のくびき

 自民党参議院議員中山恭子自民党機関誌の産経新聞で「もうそろそろ占領の軛(くびき)から未(いま)だ脱していない現実に」苦言を呈している。→ こちら
 お、そうか、もういい加減米国による支配から経済的にも政治的にも脱して、本来の意味での独立を勝ち得ようじゃないかというのかと思ったらそうじゃない、「占領下で押し付けられた制度や考え方を再点検するとともに戦後の日本の歩みを検証し、日本を再構築しなければならない」という、ひとつ覚えで硬直した例の考え方をいっているだけだった。
 彼らの考え方ははなはだ残念ながら硬直化している。それに続くのは家庭論だ。彼らがいうこの種の説はその将来的方向をどうしようと思っているのか、はなはだ疑問である。徴兵制度を導入したらそれが解決するとでもいうのだろうか。
 「「社会が子供を育てる」という思想は、ソ連コミンテルンの影響が大きい」に至っては一体彼女はいつの時代の政治家であるのかと首をかしげる。1980年代からいっかなこっちへ来ていないのではないのか。
 妄信的な護国精神ではもう乗り切れない。労働環境をこんなにまでぶっ壊しておいて、何をしたいのか。もっと広くこの国の現状を視野に入れて自分の政策を考えることができないのだろうか。彼女はそれでも高級官僚だったのではないのか。この国にはこれくらいの政治家が中堅どころなのか。涙がチョチョ切れる。