ほぼ足りてまだ欲 その先

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山本太郎

 参議院議員運営委員会は一体なにを検討するというのか摩訶不思議である。国会議員としてあるまじき態度であるとでもいうのだろうか。そうだとしたら、国会議員としてあるまじき態度を取ったなんて議員なんかはこれまでにも数えきれないほどいるじゃないか。嘘をついた連中はどうなんだ。密約はないと嘘をついていた連中は死んじゃっているから関係ないのか。だから自分が生きている間だけ乗り切れば良いということか。
 常識を逸しているといういい方もされているし、子ども染みているといういい方もされているし、失礼だという反応もあるし、皇室を政治に利用した行為だという批判もある。
 政府が事実をありなままに陛下にお伝えしているのかどうかということについては大いに疑問がある。NHKはこの件についてこんなことがあったと伝えただけで全くコメントをしない。多分多くの報道機関はこの件に関して自分で判断することをしないだろう。
 宮内庁侍従は陛下から手紙を取り上げ、多分そのままにして始末するだろう。彼らの様な官僚は自分が許可しないものをそのまま素通りさせる訳がない。なぜなら自分たちのメンツがつぶれるからである。
 自民・公明は当然山本太郎を何らかの形で処分しようとするだろう。有権者の支持を掴んでいる山本太郎をつぶす絶好のチャンスだからだ。
 私は子ども染みた行為だとは思わない。彼に託された有権者の願いを実現するにはこれまで通りの方法ではなにも成功しない。これで取り上げられればそれだけでも成功だというのが実態だ。
 これだけの状況にありながら東京電力は1000億円を超える黒字となっていて、福島の放射能汚染を隠して自分が生きている間だけ通り過ぎればそれで良いという自民・公明連立政権のやり方である。このままでは福島第一原発を中心とした地域が非常に長い期間にわたって使用不可能となり、次の世代に身体的にも精神的にも被害が及ぶことがわかっていながら、知らん顔をして次の世代をないがしろにしているのは一体誰だというのか。
 山本太郎と彼らのどちらが間違っているというのか。